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ラヂオ

Radio






















著者:阿久 悠  

ラジオは少年たちの夢の玉手箱だった。終戦直後の淡路島を舞台に、多感な少年時代を瑞々しい筆致で描く『瀬戸内少年野球団』につづく作者入魂の自伝的長篇小説。      

著者の書こうと思った動機が時代の中で迷い子にならなかった子供の、タフさと優しさを、詩情として再現してみたかったと後書きにある。

こんな詩が載っていた。

悲しいのは大人だけじゃない
こどもだって切なさを知る
みんないい人で
懸命に生きているのに
おかしくて みっともなくて
不幸になるのはなぜだろう
そんなとき ぼくはラジオを聴く
そこには別の世界がある
ぼくの心に橋を架け
誰かが誰かがやって来る
ああ 黄昏のラジオ
ああ うっとり聞き惚れる

作詞家としての方が世間的には知られていると思うが、なかにし礼にしてもそうだがやはり詩をかくのも、小説を書くのも「物を書く」才能と言うのは基本的に一緒なんだろうな。

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