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光の王国

足かけ4年の旅を綴ったもの。

フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

ヨハネス・フェルメール……17世紀オランダ美術を代表するこの画家は、現存する作品が30数点しかないこと、また窓から差し込むやわらかな光の描写、部 屋の中に人物と物を配した緻密な画面設計などの独特の表現で知られ、世界でも極めて人気の高い作家の一人です。フェルメールが画布にとらえた“光のつぶだ ち”に魅せられた生物学者・福岡伸一が、“フェルメールの作品が所蔵されている美術館に実際におもむいてフェルメールの作品を鑑賞する”をコンセプトに、 世界各地の美術館が擁する珠玉のフェルメール作品を4年をかけて巡った『翼の王国』の人気連載の美術紀行が、ついに書籍になりました。その旅先の風土を感 じさせる旅情豊かな文章と写真で、あなたを「フェルメールの旅」へ誘います。    

現存するフェルメールの作品を追いかけて、オランダから始まり
アメリカ、フランス、イギリス、ドイツに点在するフェルメールの絵
が紹介されている。
現存するフェルメールの絵は37点あるが、そのうち34点がこの
本に掲載されている。
それぞれの作品に対して、大変細かな解説などがあって改めて
眺めてみると興味が尽きないし驚かされることばかりだ。
また、以前の講演でお聞きしたレーウェンフックとのかかわりに
付いても書かれており、恐らく推測の通りではないかと思う。

また絵以外に各地の写真が掲載されているが、これもまたいい。
奥付けを見ると小林廉宜(やすのぶ)というカメラマンだった。
今度機会があれば写真集を見てみよう。

途中で動的平衡について、触れられていたのを引用させてもらう

食べ物の元素は、目まぐるしいほどの高速で、身体を構成する元素と交換される。
つまり私たち生物は絶え間のない流れの中にある元素の淀みにすぎない。
そして生命にとっては、つねに変わり続けることが、できるだけ変わらないための唯一の方法なのだ。

以前に京都でフェルメール展を見た記憶があるが、その前に
この本に出逢っていればもっと違った見方が出来たと、いまさらながらに思ってしまった。

だがその時点では、この本はまだ書かれて無かったと思う。

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コメント

 フェルメール・センター銀座で開催される「フェルメール 光の王国展」
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/d70acc445b6f44af5d04400274146161
 公式サイト「フェルメール 光の王国展」
http://www.vermeer-center-ginza.com/

 京都美術館 (終了)
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/vermeer_2011.html
 Bunkamuraザ・ミュージアム(開催中)
http://vermeer-message.com/exhibition02/

投稿: 志賀宣兵衛 | 2012年3月 2日 (金) 20時16分

フェルメールの絵は本当に素晴らしいです。
中でも好きなのは「フェルメールの部屋」とも言われる、画面の向かって左に窓があって、そこからやわらかな光が差し込み人物を光で覆っている。そんな構図の絵が意外と多い。

投稿: Hanatare | 2012年3月 3日 (土) 09時23分

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