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花のあと

公園の桜は盛りを過ぎて、新芽の間に残った花が見える。
その花も、花びらを風になびかせながら、終わりを告げている。

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川面には散った花びらが、雪のように浮かんでいた。こんな光景からも物語は生まれる。

鶴岡公園は庄内藩の城址で、花時になるとむかしの二の丸跡になる広場は、桜の花につつまれる。歩いて行くと、頭上の枝から風に吹かれる花びらが降ってきて、夢の世界に迷い込んだような気がした。

そんな光景を見て書かれた物語がある。

先々代の殿、七十五まで長生きなされた雲覚院さまはさばけたお方で、春の花の季節になると、家中の女子どもがお城の二ノ丸まで入るのをお許しなされた。いまは花見と申せば町人にまじって町はずれの面立川の堤の桜を見るだけ、それも下士の家の者はともかく、名ある家の女子は花の下で重箱をひらくなどは思いもよらず、、、、

藤沢周平の「花のあと」です。一度読んでみて下さい。

花のあと (文春文庫)

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